元禄15年(1702年)から宝永元年(1704年)にかけて成立したと見られる、向井去来の著書「去来抄」。松尾芭蕉の高弟であった去来による俳論となっており、蕉風を理解する上で最も重要な文献であるとされる。芭蕉研究においては、決して欠かすことの出来ない書物である。 上中下の三部構成であり、それぞれ「先師評」「同門評」「修行教」となる。
●詞を細工してはならない ●言い果してはならない ●本情を失ってはならない ●切字が2つあること ●句を詠むこころ ●「しおり」について ●季節を2つ入れること ●不易流行 ●不易の句とは ●流行の句とは ●細み・しおりとは